◆尾てい骨打撲 「スケートやスキーでしりもちを何度もついた」 「階段を落ちた」 こういったことでお尻を強打したり、繰り返して尾てい骨部分を打撲すると、 尾てい骨はあっけなく曲がってしまいます。そして痛みが出るようになるのです。 この状態を「尾てい骨打撲」と言います。
尾てい骨打撲では、押すなどすると痛みが出ます。 怖いのは尾てい骨打撲の後遺症です。 打撲で尾てい骨が歪み、肛門を圧迫して便秘を発症してしまいます。 また、打撲の際に仙骨まで歪みが出ると肩こりや腰痛まで出てしまうことになります。
◆尾てい骨痛(尾骨痛) 中高年の女性に多く見られる症状です。 イスに座る、歩いている時、排便時に尾てい骨の辺りに焼けるような痛みが出ます。 (尾骨痛はよく痔の痛みと間違われます。)
・原因 分娩、腫瘍
打った覚えもないのに尾てい骨に痛みが出た場合には、 痔もさることながら腫瘍などの重篤な病気の疑いもありますから、 病院できちんと検査を受けるようにしてくださいね。
◆尾骨神経痛 腰下肢神経痛の一種だと言われています。 痛みが出るのは会陰部・お尻・足・腰など。 症状が良性であれば神経ブロックという治療を行います。
リウマチやガンの疑いもありますので、しっかりと検査を行いましょう。
痛みは体からの異常のサインです。 見過ごすことのないように、検査は怠らないようにしましょう。
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